平成13年度 第6回
おたる政寿司料理教室

平成13年11月25日取材

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おたる政寿司すすきの店
札幌市中央区南7条西3丁目
TEL(011)511-0440

去る11月25日、おたる政寿司本店(小樽市)とすすきの店(札幌)の2ヵ所で今年最後の第6回おたる政寿司料理教室が行われました。
前回と同様に、お客様をお誘いしたところ両店合わせて54名の方々が参加されました。
今回は、16名の方々が参加されたすすきの店の模様をお伝え致します。

ご挨拶する中村副社長
お話を聞くお客様
「日頃、おたる政寿司をご愛好頂き誠にありがとうございます。
今日は、お忙しい中ご参加を頂き重ねて御礼申し上げます。今回は、出汁巻(厚焼き玉子)、つぶ(大貝)とサバの仕込み、旬の握り(つぶ、サバ、まぐろ)を皆さんに作って頂きますので頑張って下さい。」と、中村副社長よりお客様にご挨拶され、なごやかな雰囲気で始まりました。
出汁巻(厚焼き玉子)

厚焼き玉子の焼き方を実演
出汁巻(厚焼き玉子)

出汁巻(厚焼き玉子)の材料は、シンプルですがそのできあがりはお店によって様々です。
だし汁や砂糖、みりん、酒、塩を合わせてひと煮立ちさせ、冷まして保存したものを卵に加えて調味します。
卵をあまり早くからといてしまうとコシがなくなってしまうので焼く直前にほぐします。
泡を立てないように混ぜるのがポイントです。

フライパンを火にかけ温める。
こうすると卵がくっつかないのできれいに焼けます。

油を引いてから卵を3回に分けて強火で焼き重ねていきます。
強火で焼くことによってふっくらとした厚焼き玉子に仕上がります。

フライパンの4隅に卵をまんべんなく流し入れます。
底の方がプクプクと数ヵ所ふくらんできたらフライパンを傾けながら、卵を向こう側に寄せていきます。
全体が半熟状態になったところでフライパンの向こう側を起こして卵を3つ折りにします。

3つ折りにした卵を箸で向こう側へ押し、あいた所に残りの卵を流し入れます。
繰り返し同じ作業を3回行います。
最後の1回は、2折りにしてできあがりです。

 

厚焼き玉子を焼いている様子
「上手に出来ましたね」と拍手する
中村副社長とお客様
実際に卵を焼いてみると焦げてしまったり、卵を箸で混ぜすぎてスクランブルエッグになってしまい、なかなかお手本通りに出来ない方やうまく出来た方等、様々でした。
つぶ(大貝)の仕込み

貝殻と身を外す為、貝の上にメウチで穴をあけて(左写真)差込み、貝と身を切り離す。
切り離した身の頭をメウチで刺し、引っ張りながら身を取り出します。
取り出した身の頭についているつぶ独特の目の形をした殻を包丁で切り離します。
目の部分を下にし、横からスライスするように切ると良い。
そして今度は、身に中にあるアブラをとります。
身の中心部に包丁を軽く入れアブラ(右写真)を手で取り除きます。
最後に身を塩でよくもみ、水洗いをして下さい。

とくに女性は、メウチで穴をあける事に苦労されていました。
また、中に差し込んだメウチを回して身を外す感がなかなか解らず、外れているのにかかわらず身の形を壊してしますお客様もおられました。
サバの仕込み
サバの仕込みを実演
サバの仕込みをするお客様

サバは、傷みやすい上に身割れしやすいので鮮度に気をつけると同時に扱いも丁寧にしながら3枚に下ろします。
特に包丁を入れる時、身を押さえる時も絶対に強く力を入れない事これがポイントです。
下ろしたサバに粗塩をふり、50分ぐらい冷蔵庫に入れて身をしめます。
この時間は、季節によって異なります。
暑い時は、短めにすると良いです。
粗塩でしめたサバを水洗いし、酢の中に10〜15分入れます。
サバの皮がとれないように酢をなるべく冷たくする。
最後に骨抜き(力を入れずにゆっくりと丁寧に)をし、薄い皮を頭の方からはぎます。
できあがったサバは、なるべく空気にふれないようにラップして保存します。

旬のにぎり
握っている様子
出来ました!
握りは、お客様のご要望が多いので毎回行っています。
今回は、旬の「つぶ」「サバ」「まぐろ」を握って頂きました。
詳しい握り方の説明は、前回の模様をご覧下さい。
ほとんどの皆さんは、慣れていらっしゃるようで上手に握っておられました。
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