●平成15年度 第14回 おたる政寿司すし料理教室1ページ目:2003年3月23日取材
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おたる政寿司本店
小樽市花園1丁目1番1号
TEL(0134)23-0011


ご挨拶する高塚統括常務
去る3月23日、おたる政寿司本店にて第14回おたる政寿司料理教室が行われました。
今年最初の料理教室です。
昨年と同様に、お客様をお誘いしたところ30名の方々が参加されました。

「日頃、おたる政寿司をご愛好頂き誠にありがとうございます。今年も昨年と同様、料理教室を開催させて頂きます。さて今回は、包丁の研ぎ方と各種包丁の使い方、ほっき貝の仕込とお造り、ホヤのさばき方と酢の物、お馴染みのお寿司の握り方(6貫)の実習です。」と、高塚統括常務よりお客様にご挨拶され、なごやかな雰囲気で始まりました。
〜庖丁の研ぎ方と各種庖丁の使い方〜
早速、庖丁の研ぎ方の講習会から始まりました。
教えて頂く先生は、古くから政寿司さんとお付き合いがある刃物研磨技能士 小野寺 国尾氏(下写真:左)。

講師:刃物研磨技能師
小野寺 国尾 氏
〜講習会〜
  1. 庖丁のルーツを探る
  2. 庖丁をお祝い事に・・・。
  3. 庖丁と砥石の関係
  4. 和庖丁と洋ナイフの違い
  5. 庖丁、ナイフをどうして恐れるの?
〜実技〜
  1. 和庖丁と洋ナイフの研ぎ方
  2. 庖丁の使い方について
  3. 庖丁を使用するとどうして型が変わるのか

刃物の違いを確かめる
お客様
まず、最初に包丁のルーツですが、世間一般では「包丁」と書きますが、実は、中国で料理の神様と称された「庖丁」という方の名前を取って付けられました。
そこで、私どもでは、中国から伝わったことを重んじ、「庖丁」と書いております。
このお話を初めて耳にする会場の皆様も驚かれておりました。
料理人にとっては、命の次に大事な物が庖丁です。
その庖丁の研ぎ方や家庭用の庖丁の選び方等のお話もありました。
そこで切れなくなった庖丁の研ぎ方を実演してもらうことになりました。
中には、刃が欠けてしまった場合の研ぎ方も実演して頂きました。
刃物についてご質問等ございましたら、下記の「総合研販おのでら」までお気軽にお問合せ下さい。
〜総合研販おのでら〜
札幌市中央区南10条西13丁目3-1
011-562-2501
〜ほっき貝の仕込みとお造り〜
  1. 貝から身を取り出し、きれいに洗った後、ほっきの身とひもの境目を包丁で抑え、そのまま身を左に引っ張って、身とひもを切り分けます。
  1. 次に身の白い方から庖丁を入れ、内臓等の黒い部分を取り除きます。
  1. お好みの大きさに切り、盛り付けてできあがりです。
さぁ!皆さん実技開始です。
何度も参加されている方は、ホッキの仕込みはお手の物!
初めて参加されるお客様も教わりながら、上手に仕込みをされておりました。
中には、「ウチの庖丁切れない!」とぼやいて、あわてて小野寺先生に研いでもらうと、さすがプロ!「オォ〜!切れる切れる!」と、喜ばれている方も・・・。
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