しゃりと酢の合わせ方ときり方
実技を真剣に聞くお客様
説明する中村社長(左)と
西岡店長(右)

美味しいすし飯を作るには出来るだけ浄水された水を使うと良いでしょう。
お米をとぐ際に少し水を少なめに炊きます。
浸水時間は夏なら30分、冬なら1時間、春・秋はその中間の45分を目安にすると良いです。
ご飯は冷めてしまうと水を吸収しにくくなるので、蒸らし終わったらすぐに飯台に移し、合わせ酢と混ぜ合わせます。
合わせ酢は、前もってよくかき混ぜて下さい。
扇風機で風を送りながら手早く酢を合わせる事によって、しゃりをきっていく時に酢が全体にいきわたり、ベタつきのない、つやのあるすし飯が出来ます。

合わせ酢の作り方
合わせ酢の割合
 
砂糖
その他
備考
A
2升
2合半
130g
100g
 
やや辛口
B
2升
2合強
180g
90g
うま味調味料少量
やや甘口
C
2升
約2合
なし
90g
 
無糖
D
2升
2合
270g
120g
うま味調味料少量
甘口
1. ボウルに塩を入れます。
2. ここに砂糖を加えます。
3. 米酢を注ぎ入れます。
4. 泡立て器で完全に酢に溶けるまで、よく混ぜます。
分量は左の表を目安にして下さい。
しゃりの味は、ほとんど合わせ酢で決まります。

昔は粗塩を使用していましたが、現在は自然塩の方が良いです。
しゃりと酢の合わせ方ときり方の手順
1. 炊飯器で炊き上げたご飯を水けを含ませた飯台にご飯を移します。
2. ご飯を飯台に寄せて、平らに広げます。この時に湿らせたサラシを用意しておきます。
3. 合わせ酢をしゃもじづたいにご飯全体にかけます。
4. ご飯にまんべんなく合わせ酢が回るよう、しゃもじを寝かせ、ご飯を広げるよう大きくきり混ぜながら向こう側に移していきます。大き目のしゃもじを使うと作業がしやすくなります。
5. きり混ぜながら、飯台の向こう半分にしゃりを寄せます。飯台のまわりについたしゃりは、こびりつかないように、こまめにサラシで落とします。4と同じ要領で、今度はしゃりを手前に移しながらきり混ぜます。
6. しゃりをきり混ぜながら、飯台全体に広げ、扇風機又はうちわで軽くあおぎます。こうすることによってしゃりにつやが出てきます。しゃもじでしゃりをすくい、まくように広げ、天地をかえします。このようにしてしゃり全体の天地をかえしていきます。飯台を回しながら行うと、作業がしやすくなります。
7. 扇風機又はうちわでさらにあおぎます。
8. 押し付けたりしないように平らにならします。また、飯台のまわりについたしゃりをきれに集めます。
9. 上から湿らせたサラシをかぶせておきます。しめらせたサラシは、あまり硬く絞らない方が良いです。
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