平成13年度 第5回
おたる政寿司料理教室

平成13年9月30日取材

【イクラ・ホッキの仕込み方】 【太巻の実習】 【握りの実習】  【懇親会の模様】 【トップに戻る】
ご挨拶する中村社長

「日頃、おたる政寿司をご愛好頂き誠にありがとうございます。今日は、お忙しい中たくさんのご参加を頂き重ねて御礼申し上げます。今回は、イクラとホッキ貝の仕込みから太巻きの巻き方、握り寿司をお教え致します。また、イクラは、当店で味付けしたものをお帰りの際にお持ち下さい。」と、中村社長よりお客様にご挨拶され、なごやかな雰囲気で始まりました。

イクラの仕込み方

イクラの説明をする西岡店長

真剣に説明を聞くお客様
「本日、講師を勤めさせて頂きます西岡です。宜しくお願いします。それでは早速始めたいと思います!」と西岡店長のご挨拶がありイクラの仕込み方についての説明が始まりました。
筋子は、鮮度の良いものを選び全体的に透明感・つやがあり赤くなくオレンジ色のものを選ぶと良い、イクラの漬け汁を少なくよく水を切ることが美味しく漬けるコツです。

質問に答える中村社長

質問するお客様
受講者の方々から「イクラをどうすれば上手に冷凍保存ができるのですか?」と、質問がなされました。
すると社長は、「イクラを家庭で冷凍保存する場合は、バットに薄く敷き詰めるときれいに早く冷凍できます。ビンなどに入れて冷凍すると、時間がかかりイクラの粒の皮が破れてしまいます。解凍したときにドロドロになってしまいます。政寿司では、マイナス100度以上の瞬間冷凍をさせる為、ビンでも形がくずれず自然解凍後美味しくいただけるのです。」と、説明されました。
これには、会場のお客様も納得!

40度以上の手が入れられる程度の温かさのお湯に、塩(お湯の10分の1)を入れ、その中に筋子を裏返しにして入れほぐす方法と、バトミントンのような網目の器を用意してその上でほぐす方法と、2通りの方法があります。

外れたイクラをよく水で洗い、余分な皮・粘膜を取り除き約3時間ざるに上げ水を切ります。

イクラの分量と同量のタレ(イクラ1sに対して酒160cc、正油160cc)に漬けます。
この状態で1日冷蔵庫に入れます。次の日には、美味しいイクラ漬けができあがります。
ホッキの仕込み方

ホッキの仕込みをする西岡店長

ホッキは、時間が経つとどんどん水分が出てしまうのでさっと熱湯に通します。
尚、ホッキ貝の殻むきは、貝の合わせ目に包丁が差込やすい所が一ヵ所あります。
そこに差し込んでひねると簡単に貝殻を外す事ができます。
ホッキ貝は、俗称で正式名はうば貝と言い、漢字で書くと「北寄貝」と書きます。
その語感から想像がつくようにホッキ貝は、北の冷たい海に生息する貝なのです。
これには、さっちゃんも「ヘェ〜?」と納得!
そして早速、西岡店長に実演して頂く事に・・・

ほっき貝(北寄貝)
身とひもに分けたホッキ

身とひもに分ける
身とひもの境目を包丁で押さえ、そのまま身を左に引っ張り身とひもに分ける。
身を開き、背の方から包丁を入れ切り離さない程度まで深く切って身を開く。
身をできるだけ切らないように注意しながら左側からワタをそぎ取る。

ヒモをそうじする
残ったワタなど余分なものを取り除いてからひもについている黒い部分を手でつまみ取る。
ひもの付根に包丁を入れて平らに開く。
小さい部分なので切り落としてしまわないように注意する。

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